美しい扇子の種類にはいろんなものがあります。
ヒノキを扇形に合わせ先を絹糸で編み綴った板扇を檜扇といいます。
宮中儀式に用いられるので、表に金銀箔を散らしていました。
はじめは男性の持ち物だったようです。
女性が持つものは、女性らしい絵柄が描かれており、綺麗な糸を長く垂らしたりしています。
雛人形が持っているのもこの扇子です。
片面に紙地を貼り、竹を扇骨としている紙扇が蝙幅扇です。
はじめは扇骨数が5本くらいだったのが骨の数もだんだん増えて華やかになっていったようです。
日本の扇子が中国からヨーロッパまで伝わり、象牙やべっ甲を扇骨にして、絹を貼った扇子にアレンジされたものが日本に逆輸入されて、日本独自に発展させたのが絹扇です。
透かし彫りや描き絵の装飾を施し、白檀の木片を重ねた板扇が白檀扇ですが、これは涼のためというより白檀の上品な香りを楽しむためのものです。
猿楽・能楽などの芸能に用いられるようになった華やかな紙扇が能扇。
扇骨、図柄など流派による伝統的な約束事が多くあります。
雲や霞、水などの自然の図柄が多く、飾り扇としても使われる舞扇。
茶席に用いられる紙扇の茶席扇。
冠婚葬祭用の祝儀扇は男女によって形や図柄に違いがあります。